中高一貫校から通信制高校に転入したきっかけと理由

通信制高校 卒業 不登校

私が中高一貫校から通信制高校に転入したきっかけと理由について書いていきます。

中高一貫校から通信制高校への転入を考えたきっかけ

私が中高一貫校から通信制高校への転入を考えるようになったきっかけは、「高校で留年したこと」です。

私は中学2年生の1月から、精神疾患のために学校を休んでいました。中学3年生の1年間に登校した日数は、両手に収まる程度。それでもエスカレーター式なのが幸いして、特に試験を受けることもなく中学校から高校へ進学することはできました。

ところが私の高校は中学校とは違い、授業に規定時間出席していなければ進級ができないシステムでした。

高校1年生の9月までに登校した日数は、たったの3日。そんな私はどうあがいても留年するしかなかったのです。

中高一貫校から通信制高校に転入した理由

留年が言い渡された私は、通信制高校に転入することに決めました。

理由は、当時の私とっては、最も確実に大学進学を目指せる選択肢だったからです。

当時、私に与えられた選択肢は3つ。

  1. 同じ学校でもう一度高校1年生からやり直す
  2. 退学して高認試験を受け、大学受験を目指す
  3. 通信制高校に転入する

私の希望はこの順番のとおりで、通信制高校に転入することは最下位。最も避けたいことでした。

通信制高校に入ったら人生終わりだと思っていたのです。学習内容のレベルは低く、大学進学のサポート体制は整っていない。それにより目指せる大学のレベルは落ちて、大学受験自体の難易度は上がる。そこそこの大学に入れなければ、大手企業への就職も難しくなり、安泰な人生を送れなくなる……本気でそんなことを考えていました。世間知らずにも程がありますね。

通信制高校 卒業 不登校「通信制高校に入ったら人生終わり」ではなかった…元中高一貫校生の胸の内

通信制高校には「不良の集まるところ」という印象もあり、自分が世間的に不良と一緒くたにされるのも耐えがたいことでした。由緒正しきお嬢様たちに囲まれていると、自分も高貴な人間だと錯覚してしまうのですよね。実際の私は高貴とは180度違うのに。

これほどまでに嫌っていた通信制高校ですが、他の選択肢は他の選択肢で、あまりにも非現実的でした。

仲の良い友達がいても教室に入れないような人間が、どうやって馴染みのない人たちの中に飛び込めるでしょう。病気や薬の影響で頭の回らない人間が、どうやって独学で受験勉強ができるでしょう。

うまくいくビジョンが全く見えませんでした。大学進学どころか、高卒の資格を取ることさえも難しいと感じました。回らない頭でも、ハイリスクな選択だと思いました。

レベルはさておき、大学進学にこだわるなら、通信制高校に入ることが最善の選択でした。週1日くらいなら無理なく通えるだろうし、あまり勉強ができなくても卒業できるから。大学進学と言うより「大学受験に必須の高卒資格を確実に取る」……これに重きを置いたのでした。

そうして私は人生を半ば諦めるように、通信制高校への転入を決意しました。

実際に中高一貫校から通信制高校に転入してみて

泣く泣く中高一貫校から通信制高校に転入した私ですが、結果的には「入ってよかった」と心底思っています。年を重ねる毎に強くそう思います。

朝から夕方まで学校にいるどころか、登校することさえ難しいほど健康状態が悪かった私。週1~2日・1日1~2時間学校にいるだけで高卒の資格をもらえる通信制高校は、本当にありがたいものでした。

高卒の資格さえ取ってしまえば、あとはこっちのものです。

高校3年生の途中まで目指していた国立大学の歯学部口腔保健学科。これは病状のために諦めざるを得ませんでしたが、私は歯科衛生士養成の短大に進学し、念願の歯科衛生士になりました。そして、高校時代から憧れていた歯学部附属病院に就職することができました。それもこれも、通信制高校で高卒の資格を取ったおかげです。

体調が悪くても、毎日通えなくても、希望通りの道に進めさせてくれた通信制高校には感謝しかありません。

しっかり休む時間を取れたのもよかったと思います。調子が悪いのに無理をしていたら、もっとひどい状態になっていたかもしれません。通院や服薬をもっと続けなければいけなかったかもしれません。

大学に通信制高校出身者は意外と多い

通信制高校出身の人は、意外とたくさんいます。歯科衛生士学科だけでなく、歯学部にもいました。

友人は通信制高校から早稲田大学に進学し、通っていた児童精神科の患者さんでは、通信制高校から国立大学の医学部に進学していました。(すげー……)

もちろんどんな学校に行けるかは本人の努力や体調次第ですが、通信制高校に在籍しているからと言って、進学を諦める必要は全くありません。高卒の資格さえ取ってしまえば、何だってできます。

おわりに

私は高校で留年したことをきっかけに、中高一貫校から通信制高校に転入しました。通信制高校には悪い印象しかなく、「入ったら人生終わり」とさえ思っていましたが、結果的に入って本当によかったです。体調の悪い私でも無理なく通え、高卒の資格をもらえ、進学でき、理想的な社会生活を送れたからです。

中高一貫校に通っていると、大学進学のことが一番の気がかりになると思います。しかし、どんな学校に通っていようが、努力さえできれば難関大学を目指すことは十分に可能です。もし体調がすこぶる悪いのなら、受験勉強ができる状態に持っていくために通信制高校を利用しながら休むのもアリだと思います。

最近では大学進学に力を入れている通信制高校も増えてきています。手厚いサポートが欲しい方は、そんな通信制高校を選ぶといいでしょう。

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